那須温泉神社から殺生石に伝わるある伝説について調査&殺生石は、一体いくつに砕けたのか?
那須の殺生石ってどんなところなのか?
温泉神社の方が山になっているため、殺生石に向かうには、山から下りるような形になります。
参考までに「殺生石」は平成26年3月に国指定「奥の細道の名勝地」に指定されています。奥の細道の名勝地の国指定があったことに驚きです。それにしても、松尾芭蕉さんすごすぎですよ。約400年も未来にこれだけの影響力を残しているのですから、あっぱれです!
ところで、殺生石とは? そんな方に由来を案内板で説明してくれています。親切ですね。
由来は、平安時代初めの鳥羽帝の時代になります。
インド、中国を荒らし回った九尾の狐が日本へ渡って来て、「玉藻の前」という美女に化身し、帝の寵愛を受けるようになります。
恐ろしいことに九尾の狐の目的は、帝の命を奪い、自らが帝に変身し、日本を我が物にしようとしていたのです。
しかし、その計画は、陰陽師の阿部泰成によってその正体を見破られました。そして、九尾の狐の姿となって、この地・那須野が原へ逃げてきたのです。
これを知った朝廷は上野介広常(誰?)、三浦介義純(知ってる?)の両名に命じ九尾の狐を退治させました。
狐は死んで巨石となり、その怨念は毒気となって近づく人や家畜、鳥獣をも殺し続けていきます。
時は流れ、室町時代になり、このままでは、この土地の人が不便だろうと思った会津にゆかりがある源翁和尚が、この地を訪れ、杖で一喝すると、巨石は三つに割れ一つは会津へ、一つは備後へと飛んで行き、残った一つがこの殺生石であると今も語りつがれています。
(一説には、広島に飛んだとも、ということは、ここにある殺生石をいれると実は、4つに砕けたことになります。)
備後に飛んで行ったのは、現岡山県真庭市勝山の化生寺(かせいじ)の境内にある殺生石です。そして、もう一つは会津美里町(旧会津高田)の殺生石稲荷神社にあるそうです。
ところで上野介広常とは、ずばり上総 広常(かずさ ひろつね)のことです。(え?知らないですよね)平安時代末期の武将、豪族です。上総権介上総常澄の八男(嫡男)であり、上総介広常(かずさのすけひろつね)の呼称が広く用いられています。 房総平氏惣領家頭首であり、源頼朝の挙兵に呼応して平氏との戦いに臨みました。弓の名人です。
もう一人の三浦 義澄(みうら よしずみ)は、平安時代末期、鎌倉時代初期の武将です。鎌倉幕府の御家人。桓武平氏の流れを汲む三浦氏の一族で、三浦介義明の次男。十三人の合議制の一人です。当時の大人物です。
安倍泰成は、(現代にも同姓同名がいます)晴明ゆかりの泰山府君(たいざんふくん)の法を行うことができる陰陽師です。その威力に、玉藻は苦しみもだえ、ついにその正体を表して、天空に飛び去りました。
「玉藻前」は、鳥羽上皇の寵愛を受け、保元・平治の乱を引き起こした美福門院得 子(びふくもんいんなりこ)がモデルと言われています。
最後に帝とは、鳥羽上皇の事です。
歩いていると、「湯の花の縁起」に出会いました。案内板に文字が書いてあります。下
この地域一帯を「殺生石賽ノ磧(さいのかわら)」と呼び、(読み方が難しいです)地温は地表で80度から90度、地下30メートルは100度となって(熱いです)、バイオレントな噴気が立ち上がっていました。
この地表からの噴気を活用し、湯畑を作りスペシャルな製法で昇華(しょうか)させたものが「湯の花」です。
約100日程で「湯の花」の結晶体が出来ます。(この技術はすごいです)当時の「湯畑」の一部を再現したものです。
この湯畑で採集した湯の花は水に溶け易く、ファミリーのバスに入れると、鹿の湯源泉と同じ様な薬効があり、お土産として人気がありました。
地元では茄子(なす)の漬物(塩漬け・糠漬け)などにちょっといれると色合いが良く出ます。
また、刺身のつまの千切り大根を水につける時に、少し入れるとシャキシャキ感が出るので、日常生活にも使用していました。
昭和18年以降は「湯の花」の採集は行われなくなりました。実は作れるようになったのです。
社団法人 那須観光協会(那須温泉神社の前にあるところです)
那須高原湯本ガイドクラブ
写真は下になります。
大昔の湯の花採取地の隣には、那須の湯の花伝説になったといわれている盲蛇石(めくらへびいし)があります。これは、下野の伝説にも出てくる有名な話です。案内板を読みます。
昔、五左エ門という湯守が(ゆもりですか)長くきびしい冬を越すために山に薪(たきぎ)を採りに行きました。
その帰り道、五左エ門がこの殺生河原で一休みしていると、2メートルを超える大きな蛇に(2mならこの辺にいます)出会いました。大きな蛇の目は白く濁り目が見えない蛇でした。
かわいそうに思った五左エ門は、これでは冬を越せないだろうと(蛇は冬眠するのでは?)蛇のためにススキと小枝で小屋を作ってあげました。(蛇は穴で冬眠するかと・・・?)
次の年、蛇のことを忘れなかった五左エ門は、湯殿開きの日に小屋に来て蛇をさがしました。しかし、蛇の姿はどこにもなく、(蛇は冬眠するので小屋にはいないでしょうとか突っ込まないでくださいね。物語なので)かわりにキラキラと輝く湯の花がありました。盲蛇に対する温かい気持が神に通じ、湯の花のつくり方を教えてくれたのでした。(美味しい話ですね)
その後、湯の花のつくり方は村中に広まり、村人は盲蛇に対する感謝の気持を忘れず、(えらいですね)蛇の首に似たこの石を盲蛇石と名付け大切にしました。
(この話の真相は、蛇のような目つきの男がいたが、追っ手に追われて奥羽に逃げようとしていた。湯守は、その男が悪いことができる男ではないと思い、小屋を作って、しばらく、面倒をみた。そのお礼にアイヌの方の秘策を教わった)こんな感じのような気もします。真実はわかりませんが。
いよいよハイキングコースも終了です。再び、那須温泉神社に戻り、足湯をしたいと思います。
ティーガーデン ナチュールで肉を食べてみました。那須と言えば肉ですから。
ティーガーデン ナチュールとはどんなところなのか?
女性に人気があるお洒落な外装になっています。特に敷地を取り囲む広い庭が素敵です。
その理由は、庭を設計・監修・施工したのが、日本を代表するガーデナーの玉崎弘志さんと徳原真人さんだからです。
食後後はゆっくりとガーデン散策も楽しめます。
玉崎 弘志さんって誰? という方のために説明させていただきます。
NHK趣味の園芸から家庭画報までテレビへの出演もしている人気ガーデナーさんです。これはすごい人が出てきました。
2012年4月〜2014年3月の2年間も、NHK趣味の園芸で玉さん庭をゆくに出演しました。あの有名人です。すごい!
多くのお宅のガーデンを訪問して、ワンポイントアドバイスしています。大好評な方です。
有名なのは、2004年にオープンされた、インターナショナルガーデン博覧会で浜名湖花博のモネの庭を中心とした花の美術館の設計です。あれは素晴らしいかったです。
他にもインターナショナルローズとガーデニングショーでは、コンテストの審査員までしています。かなりの大物です。
徳原真人さんって誰?という方のために説明させていただきます。
造園家であり、植栽デザイナーでもあります。
浜名湖花博では、修景デザイナーをしています。
また、グリーン博みやざきで受賞しています。
第5回・バラとガーデニングショウでは、メインガーデンコッツウォルズの初夏で 植栽設計と監修を担当しています。
全国的に講習や講演などの活動を行っている大物です。
そんな大物が設計した庭を散策したいと思います。
入口からして素晴らしいです。
ティーガーデン ナチュールさんの場所は?
住所 那須郡那須町高久甲6225-13
Tel.0287-73-8787
水曜日が定休日になります。
アクセス
那須I.Cを下りたら那須街道を北上し、左側に小学校がある田代交差点を右折します。
そこから約2.5㎞先の右手側になります。
周囲は草原なので見落としにご注意ください。お洒落な建物を目印にするとわかりやすいです。
次回はカフェを楽しみたいと思います。
ティーガーデン ナチュール近くのワールドモンキーパークはサルが抱っこできます。
那須殺生石の周辺のおすすめな施設を紹介します。
那須ロープウェイさんはとても便利です。
那須山に登るならロープウエイが必要です。歩いて登るのはとても大変でした。できるだけロープウエイを使い、現地を楽しむ時間を長くして見てはいかがでしょうか? わたしはロープウエイが大賛成です!
那須つつじ吊橋は硫黄の匂いがするまさに温泉地にある吊り橋です。揺れます。
那須つつじ吊橋は無料で遊べる散策コースです。草花を愛でながら楽しい時間を過ごせます。また那須山もかなり近くに見えますので、わくわくします。
注意事項は運動靴を雨具は忘れないようにしましょう。
那須大丸ガーデンさんは、とりあえず休憩ができます。
那須大丸ガーデンさんは自動販売機の値段が下界と同じ値段のため安心して購入することができます。また、甘酒などいただいてのんびりするのにも向いています。
温泉地なので温泉に入る人向きですね。
那須の恋人たちの聖地といえば、展望台恋人たちの聖地です。
夜景を見に来るカップルが多いです。昼間に行くと山々が近くて心地よいです。夜景の内容については、まー、そこそこなのではないでしょうか? 東京の人が見たらうーんとなる感じです。
那須の美味しい和菓子なら風月堂さん
那須の温泉街では有名な和菓子屋さんです。実際に食べた感想は美味しいかったです。かなりおすすめな和菓子がありますので、上の写真のお菓子があった時は幸運です。
買い占めましょう。というぐらい美味しかったです。
那須で八幡ツツジ群生地は一生に一度は見た方がいいです。
那須高原の八幡のつつじは比較的歩かなくても見える位置にあります。車ならそばまで行けます。木道内は車は進めません。そして、無料で楽しめることが嬉しい施設です。
那須温泉の和菓子は扇屋総本店さんが有名です。
那須扇屋総本店さんは、種類が豊富で美味しい和菓子がたくさんあります。どれもが美味しいので、自分の好みにあった和菓子を選ばれてみたはいかがでしょうか?