日光東照宮五重塔の中を見てきました。今だけ公開中
日光東照宮の五重塔ってなに? そんな方に簡単に解説します。
日光東照宮の五重塔は正門を入ってすぐの左側の塔です。
日光東照宮の最初の五重塔は、1650年に初代若狭小浜藩主の酒井忠勝が寄進しました。
しかし、1815年に焼失しました。
二代目は3年後の1818年に十代藩主酒井忠進が再建しましたた。それが今の五重塔です。
高さは36mもあります。ファーストガンダムは18mになります。なんとガンダムの2倍も大きいのです!
ところで酒井忠勝って誰?となにますよね。酒井氏(さかいし)は、日本の氏族のひとつ。三河国の在地領主から、徳川政権下で譜代大名となった氏族です。徳川四天王と言われた酒井忠次の孫が忠勝です。
昔からの家康の家臣ということですね。酒井忠次といえば信長の野望をプレイした人ならばわかると思いますが、内政よし、戦っても良しのオールマイティキャラです。本多忠勝だと内政はやや弱いので、武力のみとなっていしまいますね。
ところでもし、今、五重塔が焼失したらどうなるのか? 安心してください。酒井忠勝の子孫がしっかりと大物になっています。19代目の忠順さんが松岡産業という会社の社長さんをしています。もし何かあった時には、19代目が中心となって再建してくれることでしょう。焼失しないのが一番ですが。
五重塔で有名なエピソードは最近ならスカイツリーです。五重塔の制振構造を応用しています。塔の外側は634mありますが、その中に375mの芯があり、外側と芯は分離構造なので、地震が来ても揺れ方が異なり、塔全体で揺れが相殺される仕組みなのです。地震が来て下が一方向に揺れると、上は芯の重さがオモリになって逆方向に動くので安定します。これが「心柱制振」です。五重塔の構造も塔を貫く心柱は、地面に据えつけられておらず、上から吊されています。中央の芯が浮いてます。と係員の年配の方が親切に説明してくれました。
黒田長政って誰? そんな方のために解説します
NHKの大河ドラマでいえば、軍師官兵衛の主役である黒田官兵衛の嫡男です。大河では松坂桃李さんが演じていました。
また長政は関ヶ原の戦いでは東軍につき大きな戦功を挙げました。その結果、家康公から52万3千石の褒美をいただき、福岡藩の初代藩主となりました。12万石から52万石なので大出世です。
日光東照宮五重塔のまとめと感想
日光東照宮は五重塔ひとつとっても鑑賞する部分が多く、周辺施設をすべて含めるとまさに江戸時代のエンターテインメント施設である。
今の世の中でいえばデイズニーランドのようなものではないだろうか?徳川家康がミッキーで家光がミニーで、酒井忠勝はドナルドでというぐらい多くの大物歴史人物が登場する。
この施設を全部、回るには正直、一日では難しいかもしれない。そんな豊富な材料を持った施設がたくさんある。
東照宮はまさに江戸時代のエンターテイメントパークである。
日光東照宮の五重塔の内部(心柱)を見るには東照宮五重塔拝観券(特別公開中の場合)が必要です。 なお、そばで拝観券販売しています。
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