日光東照宮の仮御殿は無料で見られる隠れスポットです。
日光東照宮の仮御殿って何? そんな方へ解説します。
御仮殿は、東照宮特有の社殿ではありません。本殿の修理や立替えの時に一時的に使う建物です。
何十年かに一度の頻度で、本殿は修繕工事をします。その時に本殿でお祀りしていた神様をそのままにしておっくわけにはいきません。そこで一時的にお遷しするための仮の本殿が必要になります。
それが御仮殿となるわけです。
ちなみに神様の御神霊を御仮殿へうつすことを下遷宮(げせんぐう)と言い、工事が終わるまで御仮殿が本殿となります。そして、驚くことは参拝客は御仮殿に参拝します。ということは、それなりの立派な建物になります。
仮御殿に下遷宮された後は、すべての神事がこの御仮殿にて行われます。その時、神事に必要な護摩堂などの堂舎や神楽殿、神輿舎なども御仮殿の境内に仮設営されます。すごい作業ですね。
そして、ここが不思議なことなのですが、一般に一時的に遷すと言う意味合いは、御仮殿は工事が決定した段階で造営し、ほとんどの場合、工事が終われば撤去されます。それが残っているのです。
理由としては、特に江戸時代においては家康公が眠る墓所として重要視されていたので、定期的に本殿の修理が行われていたからでしょう。また、江戸後期は財政難なのも理由だと思います。
そうは言っても実はこの御仮殿は、今は使われていません。正式には1863年まで使用されていました。明治時代からは使用されていません。徳川幕府の終焉のためですね。
御仮殿と鐘舎のまとめと感想
江戸時代の御仮殿は日光東照宮が再生するために必要な神聖な場所だった。それが明治になると使用されなくなり、東照宮の神聖化も消えた。
しかし、平成になり、東照宮が世界遺産に登録されるとその貴重な歴史と見事な彫刻は世界からも注目されるようになった。
時代と共に浮き沈みを体験した東照宮ではあるが、一貫して変わらないものがある。
日光東照宮周辺の施設を紹介します。
日光東照宮美術館さん
こちらが東照宮美術館の入り口になります。
日光東照宮にある美術館です。日本画が好きな人にはかなりおすすめな美術館になります。また。館内はとても静寂に包まれていますので、のんびりと美術鑑賞をしたい方には、素敵な時間が過ごせると思われます。
東照宮奥宮の謎は天海大僧正が住職だった川越大師喜多院(きたいん)にあった
日光東照宮前にある板垣退助像と天海僧正像がある理由
日光東照宮前に天海僧正の像があるのは理解できるのですが、なぜか天海僧正と同じ扱いで板垣退助像があります。え? なぜ? その理由に迫りたいと思います。
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眠り猫は、気が付かないうちに通り過ぎてしまうほど、さりがなく存在します。まるで、自分の存在を隠しているかのようです。もし、誰かがこの付近で写真撮影をしていたら注意してください。そこに眠っている猫の彫刻があります。
日光東照宮の神輿舎と唐門は大迫力です!
陽明門よりも唐門の方が好きだという人がいるほど、実に存在感のある門です。その優美さに思わず誰もが見とれてしまうでしょう。そんな大迫力の門です。
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日光でもっとも有名な門といえば、陽明門です。そのハイクオリティな建築に彫刻を経験したものならば誰もが唸ることでしょう。実に見事な門なのではないでしょうか?
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日光東照宮の中でもかなり有名なのが3猿です。その有名な彫刻がさりげなく厩に描かれていることに初めて見た人は驚くことでしょう。それほどさりげなく存在します。
日光東照宮の五重塔はガンダムの2倍の高さがあります。
日光東照宮の五重塔はガンダムの2倍もあります。そう考えるとかなりの高い建物になります。そして、驚くべき点はその塔には、見事な彫刻がされていることです。実に丁寧な仕上がりをしています。